日语敬语辨析(第十二回)

日语敬语辨析(第十二回)

2019-01-31    02'35''

主播: 胡先生日语朗读翻译

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介绍:
第十二回 お気をつけてください お気をつけください 「それではお気をつけて」というあいさつや、「お気をつけてください」という言い方をよく聞きますが、文法的な誤り。「お気をつけください」が正しいのです。「気をつけください」という言い方がないのに「お」が付けば正しくなり、「気をつけてください」という言い方があるのに「お」が付けば誤りになるのはなぜでしょうか。ここでは「お」と「て」が、矛盾関係にあるからです。 敬語の「お」「ご」は、限られた例外を除き、動詞には付きません。「お気をつけください」の場合は、「お+動詞連用形」による名詞化により、「お気を付け」という名詞形(活用しない形)になったものに「ください」という軽い口語命令形が接続したものです。「お」「ご」の付いた漢語に「ください」が接したと同じ尊敬表現となります。 例えば、「ご勘弁ください」という言い方が正しいのと同様に、「お聞きください」「お許しください」などが正しいことをみれば理解できるでしょう。 これに対して「お気をつけて」は、「て」付きの結果、「気をつける」という動詞(の活用形)に逆戻りするので、「お気をつけて」では誤りとなるのです。 動詞の連用形を、互いに相いれない「お」と「て」で挟む、このような誤用を、著者は、“お・て付き形”と呼んでいます。 「お取りください」とは言えますが、「おとりください」(取っては取りての促音便)とは言えない理由がおわかりでしょう。 「お気を付けになってください」と言えば、さらに敬度(経緯の度合い)が高くなります。「お召し上がりにならないよう」と同じく、ここには「お+気を付け」つまり「お+動詞連用形」による名詞化があります。あいさつで、「お気を付けになって」と「ください」を略すのは構いません。 ×お気をつけてください ○お気をつけください ○お気を付けになってください