42【夜读书】From everywhere-42 朗读:lemon文:坂本真绫
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【夜读书】在夜晚为你读一本好书,一篇好文,让你闭上眼睛随着我们的声音带到那书中的世界。 今天我们【夜读书】要为大家读的是选自人气声优兼歌手兼人妻的坂本真绫老师的一本欧洲随行笔记【From Everywhere】
朗读:初声教学部 Lemon
译文:初声教学部 阿鲁
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もっとも、普段私がヘッドフォンをするのは、そういう音が全部雑音にしか聞こえないからなんだけど。私の住む東京はいろんな声やことばやノイズの渦で、無防備に飛び込むとものすごく疲れる。ちょっとでも気を抜くとエネルギーを吸い取られそうになる。だからなるべくそういうものから身を守ろうとして、音楽を聴いているというより耳栓してるって感じだ。でも旅で耳をオープンにしていたら、飛び込んで来るどんな音も声もみんな面白い。今、ブルク公園で聞こえる音は小鳥のさえずりと、遠くで犬とフリスビーをしている人のかけ声。
音そのものもそうだけど、耳が外に向いていると色々なものの距離感がよくわかる。人との距離、空との距離、空間の広さ。雨の粒の大きさや、風の方向。耳栓してたらわからないことがこんなにあったなんて。
何十分ぐらいたっただろう。日が高くなり暑くなってきたので今度こそ当初の目的の場所、世界一美しい図書館を目指して歩き出した。しかし例によって何度も何度も、もう何っ度も同じ道を行ったり来ったりしているのにまったくたどり着けない。おかしいなあ、地図によるとこのあたりのはずなんだけど……。何これ、魔法?心が綺麗な人にしか見えない入り口とか、そういう仕掛けですか?いやあ、降参。こりゃ本当に一生たどり着けないと思う……と諦めかけていたそのとき、
「マアーーヤァーーー!!」と急に誰かが私の名を呼んだ。振り返ると、あっ、昨日のイタリアンモーツァルト!
「昨日のコンサートはどうだった?」
「ああ、とっても楽しめた、どうもありがとう」
「良かった!で、今日の夜はどう?ディナーでも一緒に!」
「いやいや、だから今日も無理だってば。。。」
「なんで?ひとりで食べるより誰かと一緒のほうが美味しいよ!」
相変わらず懲りないナンパ師。毎日片っ端から声をかけてチケットを売るついでにナンパしているだろうに、私の名前をちゃんと覚えているとは。
不过,平时我戴着耳机,是因为把那些声音全部当成了噪音。在我居住的东京,是存在着大量声响、人声、噪声的海洋,稍不留心就会陷入其中,相当令人疲惫。哪怕只是一瞬的松懈,仿佛也会被那些声音榨走能量。所以我才尽可能的将耳机当成守护自己的武器,与其说是在听音乐,不如说是为了塞住耳朵而已。然而,自从旅行中打开双耳倾听,周遭飞入耳中的各种响动、声音都很有趣。现在在布鲁克公园里听到的是鸟儿的婉转轻啼,还有远处和小狗玩飞盘的人们的喊声。
虽然声音本身就是声音,但若仔细聆听外面的世界却能更清楚的感受到各种事物的距离。与人的距离,与天空的距离,以及空间的无限广阔。雨滴的大小,风行走的方向。捂住耳朵之后,原来错过了这么多。
大概过了几十分钟吧。太阳渐渐高升,变得热起来了,现在该向最初的目的地——世界最美的图书馆进发了。但是,跟以往一样像是无法打破的魔咒,我在同一条路上来回走了好多次,始终无法到达想去的地方。好奇怪啊,看地图的话应该就在这附近啊……。这怎么回事儿啊,魔法么?这难道是个什么机关?只有心灵洁净的人才能找的到入口?唉呀,没辙了。这下真是这辈子都到不了了……正当我打算放弃的时候,
“Maa——ya——!”突然有人喊着我的名字。回头一看,啊,是昨天那个意大利莫扎特!
“昨天的音乐会怎么样?”
“啊,很棒!谢谢你。”
“太好了,诶!今天晚上有空吗?一起共进晚餐怎么样?”
“呃……今天也不太方便……”
“为什么啊?比起一个人吃饭,两个人不是更开心么!”
依旧执着的搭讪专家。明明每天都在单方地招揽游客买票,顺便搭个讪而已,居然能记得我的名字。