51【夜读书】From everywhere-51 朗读:lemon文:坂本真绫

51【夜读书】From everywhere-51 朗读:lemon文:坂本真绫

2017-08-21    06'44''

主播: 初声日语

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介绍:
51【夜读书】From everywhere-51 朗读:lemon文:坂本真绫 初声电台听友QQ群:545191329  进群勾搭主播们吧! 【夜读书】在夜晚为你读一本好书,一篇好文,让你闭上眼睛随着我们的声音带到那书中的世界。  人气声优兼歌手兼人妻的坂本真绫老师的一本欧洲随行笔记【From Everywhere】 朗读:初声教学部 Lemon 译文:初声教学部 阿鲁 ***************************************************************  14日目 このホテルは朝食付き。あったかいオレンジクロワッサンとチーズと卵、ヨーグルトなどのビュッフェ。おいしい。静かで朝日の降り注ぐラウンジでの食事は非常に素敵なんだけど、ひとりでテーブルについているのは私くらい。どうしても2週間ぶりにお風呂に浸かるという夢が譲れなかったから、バスタブ付きの部屋を見つけるとなるとそれなりのグレードのホテルしかなかったのだ。カップルか家族連れじゃなきゃこんなとこ、普通はわざわざ泊まらないよね。なんとなく浮いてしまって居心地が悪いので、そそくさと食べて部屋へ戻った。 ベネチアは、とにかくどこもかしこも人だらけ。観光客で溢れかえってる。カフェのテラスで昼間からビールを飲んでいる人、アイスクリームを食べながら歩く人、リゾート向きの花柄のワンピースドレスでデートしてる女の子、走り回る小さな子供たちとそれをたしなめるお母さん。なんか、テーマパークみたいだ。 ベネチアには昔から憧れがあった。水に浮かぶ街って一体どんな感じだろう、さぞロマンチックで幻想的なところなんだろうって。確かにとても個性的な面白い光景だ。街の中を縦にも横にも運河が走り建物の隙間の狭い水路をゴンドラが行き交うのは。対岸から見るサン·ジョルジョ·マッショーレ教会はまるで蜃気楼のようで神秘的だし、噴水の広場やボートの上で売られる色とりどりの果物も好き。どこへ行っても人で溢れていて、活気があって……でもどうも心が安らがない。ここには生活感というものがまったくないのだ。終わることがないお祭りをずっと繰り返しているような気分。いたるところで売られている豪華な装飾のほどこされたベネチアンマスクがそれを象徴しているかのよう。マスクを着けると普段とは違う自分に浸れるように、この街にいるといつもの自分を忘れて少し大胆になってもいいよって言われているような気になっちゃう。もちろんそういう非日常感がこの街の魅力のひとつでもあるんだろうけど。 楽しげな観光客たちの表情とは裏腹に、投げ捨てられたゴミが路地のあちこちに山積みになっているところを見るとがっかりする。ここにも普通に暮らしている人がいるっていうリアリティが薄いから、遊園地みたいに誰か文句も言わず掃除してくれるような気になっちゃうのかな。昨日出会ったシーザーみたいに、ここで生まれ育った人たちはどう思ってるんだろう。自分のふるさとにお客さんがいっぱい来て「美しい!」「楽しい!」と言ってもらえたら嬉しいけど、一方でゴミをいっぱい落としていかれたら。みんなに愛されているのか、ないがしろにされているのか、複雑な気分だな。 サン·マルコ広場を通りかかったときちょうどサン·マルコ寺院の鐘が鳴り、それがとってもおもしろい響きだったのでまた録音した。最初の鐘がゴーン、ゴーンと鳴りだして、輪唱するように音程の違う別の鐘の音がひとつ、またひとつと増えて重なっていく。ヘッドフォンで聞いてみると、人ごみの喧噪が鐘の音にかき消されてスーッと遠のいていく感じが、とても幻想的。 この鐘の音と、いくつかの駅で録音してきた駅のホームの音や、列車の走行音、車内アナオンスの音源をメールでラジオのディレクターに送った。「電車の音が好きなんだね。鉄道オタクの中でも音フェチのことを、オトテツっていうんだよ」って返事のメールに書いてあった。へえ、知らなかった。じゃあ私オトテツかも。 イタリア語での挨拶はこんにちはが「ボンジョールノ!」ありがとうが「グラッツィエ!」、そして美味しいは「ブォーノ!」この、「!」が結構ポイント。イタリア人はみんな声が大きくて元気なのだ。 14日目 这家酒店带早餐。热腾腾的牛角面包,芝士和鸡蛋,还有酸奶等冷食。太好吃了。如此安静地在洒满晨辉的休息室里用餐,感觉十分美好,但放眼望去,一个人一张桌子的却好像只有我一个。因为我无论如何都想要满足这两周来没能实现的泡澡的愿望,查询了带浴缸的房间,就只有现在这个级别的酒店了。一般说来,如果不是情侣相伴或者举家出游的话,没人会特地选择这样的酒店吧。一瞬间感觉很不开心,我慌忙的吃过早餐就回房间了。 威尼斯到处都是人。各地观光游客简直都快溢出来了。有大白天就在咖啡店露台上喝啤酒的人,有边吃冰激凌边逛的人,有穿着度假风格花纹连衣裙约会的女孩子,有跑来跑去的小孩以及责备他们的母亲。哎呀,简直就像主题公园似的。 从很久之前我就对威尼斯充满了憧憬。水上的城市究竟会是个什么样子呀,想必是个非常浪漫的所在吧。现在看来,的确是非常有个性非常有趣的地方。运河在街道中纵横交错,贡多拉在建筑物间狭小的水路上穿行。从对岸看到的圣乔治马焦雷教堂就如海市蜃楼般神秘,喷泉广场,以及船上售卖的各色水果都让我很喜欢。不管去哪儿,人都多的不得了,到处充满生机……但是,心情却也平静不下来了。在这里,完全没有生活的感觉。一直都是永无终结的日复一日的欢庆氛围。所到之处尽可买到的,镶满豪华装饰的威尼斯人面具就像这氛围的象征。戴上面具,就好像迷失在与往日不同的自己当中,行走在这个城市,仿佛忘记了以往的自己,变得稍加大胆也没关系。当然,这种给人的不同寻常的感觉,也是这个城市的魅力之一。 在游客们愉悦表情的背后,是小巷中随处可见的堆积如山的废弃垃圾,如此情景真让见者失望至极。正因为,这里也生活着普通人的现实感不那么强烈,就觉得会像游乐场一样有人心甘情愿的过来打扫吧。 像昨天遇到的凯撒一样,在这里土生土长的人们到底会怎么想呢。自己的家园来了很多客人,虽然听到他们说这里“真美啊!”“太棒啦!”会非常高兴,但另一方面他们却随便丢垃圾的话,当地人就会想到底大家是喜欢这儿呢,还是看不起这儿啊,真是复杂的心情啊。 在经过圣马可广场时,正好圣马可大教堂的钟声敲响了。那真是非常美妙的声响,所以我再一次掏出录音机。开始的钟声是咣—咣—的鸣响,接着就仿佛轮唱一般,一个又一个不同音程的其他钟声叠加而入,戴上耳机听时,人群的喧嚣被那回响的钟声渐渐抹去飘向远方,那感觉十分梦幻。 我把这钟声和之前在车站录的那几条站台的声音呀,列车运行的声音呀,还有车内广播的声源都通过邮件发送给广播的制作导演。在回信中他写道“你还真是喜欢电车的声音啊。在铁道迷当中迷恋铁道声音的那一类被称为音铁(ototetsu)哟。”诶~我都不知道诶。那,我大概就是音铁吧。 意大利语中,你好是“Buon giorno!”,谢谢是“grazie!”,好吃是“Buono!”。这里面标注的叹号“!”可是相当重要的关键点。因为意大利人都是声音大,精神头十足的样子。 1-音鉄[おとてつ]とは、「鉄道ファン」において、特に鉄道に関係する各種の音を収録して楽しむ層の総称である。 2-圣马可大教堂写寺院是固定词汇