【朗读会展示】不思議工房-14——NJ:そよ風+木豆+当当+肉肉

【朗读会展示】不思議工房-14——NJ:そよ風+木豆+当当+肉肉

2017-08-24    07'31''

主播: 初声日语

169 11

介绍:
初声朗读会是初声日语自发组织的朗读活动,在初声,我们两耳不闻窗外事,一心只读圣贤书。这里是为学习而生的初声日语。我们娱乐中学日语,偶尔搅基,我们最终的目标,是让大家在这里有所收获,更开心地学好日语,仅此而已。 如果你也想参与我们的朗读活动,欢迎加入听友群咨询:545191329 本期展示:朗读会之系列朗读【ふしぎ工房症候群】 组长:初声日语教学部そよ風 朗读者:《前》そよ風 《后》木豆+当当+肉肉 ぼーと景色を見ながら考える。葬式は、誰が出してくれたのだろう。幼い頃に、両親を事故でなくし、施設で育ったから、僕には、これといった身寄りがない。遠い親戚の話を、耳にしたことがあるが、その人たちには、会ったことすらない。しかし、今となってはもう、どうでもいいことだ。 それよりも、今の僕を一番不安にさせていることは、僕は死んだのに、なぜ、ここにいるのだろう。死んだら天国に行くという話は、実際にはうそなのか。かといって、地獄に行くような悪いことはしてこなかった。だったら、父さんと母さんが迎えに来てくれてもいいじゃないか。 ふっと、地縛霊という言葉が頭をよぎった。現世に心を残したままだと、天国に行けない。いつまでたっても、自分が死んだことに気づかないで、この世を彷徨うという、悲しい霊の話。彷徨えるならまだましかもしれない。だって、僕はここを、一歩も動けないのだから。僕は自分が死んだことは認めている。なのに、なぜ。ひとつだけ、あることに思い当たった。それは…。 僕は生まれて初めて恋をした。まだ、名前も知らない女性だったが。朝のジョギングを日課にしていた僕は、道すがら、犬を連れて散歩している彼女を、時々見かけた。最初は気まぐれに始めたジョギングだったが、いつしか、彼女に出会うことが、目的に変わっていた。上品で慎ましく、それでいて健康的で、明るい印象を受ける彼女への、僕の、一目惚れだった。 彼女への思いが、日増しに募っていく。それまでは、バイクが恋人代わりだったから、この気持ちをどうしていいか分からずに、悶々とした日々を送った。 どうやってきっかけを作ればいいんだろう。もし、変に声をかけて嫌われたらどうしよう。それよりも、すでに、彼氏がいたらどうしよう。夜も眠れずに、そんなことばかり考えては、布団の中で頭を抱えた。