中国の内蒙古自治区の二連浩特(エレンホト)市は、モンゴル国との国境の町です。ここに今、モンゴル国とロシアを観光する目的のマイカーやキャンピングカーが集結しています。最終的には合わせて100台以上の車が集まり、8月上旬に一斉に出発する予定です。およそ2週間かけて「万里の茶の道」を走ることになります。
このような、キャンピングカーによる大規模な中国、ロシア、モンゴル三カ国の観光ツアーは、史上初だとされています。
「万里の茶の道」とはおよそ300年間に渡り栄えたお茶の交易路です。中国福建省の武夷山のお茶の産地が起点で、北に向かって湖南省や、湖北省、山西省、内モンゴル自治区などを経由し、モンゴルを通り、ロシアのモスクワ、そしてサンクトペテルブルクまでを結んでいます。
なお、関係者によりますと、今年に入ってから5月までに中国を訪れたロシアとモンゴルからの観光客が急増しており、それぞれ41.4%と13.1%の増加だったということです。また、ロシアとモンゴルを訪れる中国人観光客も安定的に増加を続けており、三カ国間の観光規模は、ここ数年毎年のべ500万人を超えているとされています。(翻訳 朱丹陽、梅田謙)
中俄蒙升级旅游合作打造“万里茶道”国际品牌
中国边境城市二连浩特正陆续迎来即将前往蒙古国、俄罗斯的自驾游与房车爱好者。8月上旬,百余辆房车和自驾车将从这里开启中俄蒙国际自驾车房车集结赛。他们将沿着“万里茶道”的路线,进行为期半个多月的跨境旅行。据了解,如此大规模使用房车进行中俄蒙三国跨境旅游的活动尚属首次。
“万里茶道”是源于福建武夷山产茶区的运茶古商道,途经湖南、湖北、山西、内蒙古等地,再经蒙古国、俄罗斯莫斯科直至圣彼得堡,曾繁荣活跃近3个世纪。
据悉,今年前5个月,来中国旅游的俄罗斯、蒙古国游客人数增长明显,涨幅分别为41.4%和13.1%,中国公民赴俄、蒙旅游的人数也持续稳步增长。中俄蒙跨境旅游交流规模每年超过500万人次。