ぽぽの随筆<83> 記念日(きねんび)
原创 2017-05-11 ぽぽ 直通霓虹
こんにちは。
今日は真面目(まじめ)なお話です。私たちが生活しているこの日常にはいろいろな記念日があります。結婚記念日のような個人的なものから、学校の創立(そうりつ)記念日に国(くに)の憲法(けんぽう)記念日などに至るまで、ほとんど毎日が何かの記念日になっています。記念日にはおめでたいものもあれば、辛(つら)い記憶(きおく)を呼(よ)び起(お)こすものもあります。
明日は5月12日です。昔は、この日はナイチンゲールの誕生日で「看護(かんご)の日(ひ)」「国際看護師(かんごし)の日」というイメージがありました。もちろん今でもこの日は看護や看護師に関するさまざまなイベントがあります。
でも、2008年以降は、特に中国のみなさんにとってはやはり「四川大地震(しせんだいじしん)の日」なのではないでしょうか。それは大変な地震で、私は当時北京にいましたがひどく心を痛めたものでした。地震国(じしんこく)と呼ばれる日本で生まれ育ったのですから、地震は他人事(ひとごと)ではありません。それに、人の喜怒哀楽(きどあいらく)には国境(0)もありませんから。
日本では津波(つなみ)の被害が甚大(じんだい)だった「東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)」、この記念日が3月11日です。今年で6年目ですが、この日の前約ひと月は全国的な話題となります。
あなたがたや私を含めて、生(い)き残(のこ)った人が何をすべきか、毎年記念日を迎えるたびに考えさせられます。本当は記念日だけでなく常(つね)に考えなければならないのでしょうが。結局、いつも募金(ぼきん)くらいしかできずに内心忸怩(じくじ)たるものがあるのですが、関心は持ち続けていたいと思っています。
記念日 終わり
真面目(まじめ) 认真,严肃
創立(そうりつ)記念日 校庆
呼(よ)び起(お)こす 唤起,唤醒
ナイチンゲール 弗洛伦丝・南丁格尔
看護(かんご)の日(ひ)、国際看護師(かんごし)の日 国际护士节
四川大地震(しせんだいじしん) 汶川大地震
他人事(ひとごと) 人家的事,旁人的事,与自己无关的事
津波(つなみ) 海啸
東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい) 东日本大地震
生(い)き残(のこ)る 幸存,残存
常(つね)に 总是,平时
募金(ぼきん) 募捐,捐款
忸怩(じくじ)たるものがある 内心羞愧