生と死について
人はいつか必ず死にます。
人に限らず全ての生き物は必ず死を迎えます。
「わたし」を中心に世界中の人たちと「線」でつながっています。
細い線、中くらいの線、太い線。
たとえば、
遠い国の知らない人が死んでも、線は細くすぐに切れてしまうので、
何も感じません。
しかし、線が太ければ太いほど、死んでしまったとき、「かなしい」気持ちになります。
時には、なかなか立ち直れないくらいに「かなしい」気持ちになります…。
では、「線が太い人」は少ない方が良いのでしょうか?
いいえ。人生を歩んでいく中で「線が太い人」をどんどん増やしていくべきです。
そういった人生の方が「豊かな人生」だと私は思います。
「死」の反対に「生」がある。
「かなしい」の反対に「たのしい」がある。
だから、めいいっぱい生きよう!
あなたには、あなたにしかできない、やるべきことが必ずあります。
自ら命を絶つ自殺はしてはいけません。
民族(みんぞく)·宗教(しゅうきょう)·価値観(かちかん)の違いで殺し合いをしてはいけません。
「線が太い人」を増やしながら、めいいっぱい生きる。
そんな簡単なことを世界中の人がコツコツ続けていけば、
暮らしやすい平和な世界にきっとなるはずです。
BGM「おくりびと」より