昔は何もかも遅かった
作者 木心 翻译 吴小璀
僕が少年のころは
確かみんな自然体だった
言葉はそのまま信じてよかった
早朝には駅へ向かう大通りは
暗くて道行く人はいなかった
豆乳の店は蒸気が漂っていた
昔は日が暮れるのは遅かった
車も、馬も、郵便物も遅かった
一人を愛するのに一生かかった
昔の錠前もきれいな形をしていた
鍵もどことなく精緻だった
鍵さえかければ、
自然とわかってもらえた
翻译:
从前慢
----木心
记得早先少年时
大家诚诚恳恳
说一句是一句
清早上火车站
长街黑暗无行人
卖豆浆的小店冒着热气
从前的日色变得慢
车,马,邮件都慢
一生只够爱一个人
从前的锁也好看
钥匙精美有样子
你锁了 人家就懂了
译者吴小璀简介:北京语言大学副教授。中国首位中日同声传译硕士导师。自2012年起兼任北京大学外国语学院日语系翻译硕士班(MTI)指导教师。10数年口笔译培训讲座经验。如需联系,请直接加吴老师个人微信号(wuxiaocuiatbeijing)。本文也是吴老师朗读的哦……