大きな地震などがあったとき、必要な情報や物が外国人に届かないことがありました。このため、日本語に慣れていない人にもわかりやすい「やさしい日本語」の研究が進んでいます。
大分県にある立命館アジア太平洋大学の本田明子教授は、やさしい日本語では「はっきりと」「最後まで」「短く」言うことが大切だと言っています。
例えば「津波を避けるため高台に避難してください」という文は「津波が来ます。高い所に逃げてください」と2つの「短い」文にします。津波が来ることを「はっきりと」言って、何をしたらいいか「最後まで」言います。
本田教授は「日本語が少しわかる外国人は多いです。困っている外国人がいたら、わかりやすく伝えたいという気持ちで、ぜひやさしい日本語で話してください」と言っています。