商務省の高峰報道官は2017年11月2日、「2017年第3四半期までの『一帯一路』沿線諸国間との貿易額は前年同期より15%増の7859億ドルに達し、20万を超える雇用口を創出した」と明らかにしました。
2017年の第3四半期までに中国企業が「一帯一路」沿線諸国に対して行った直接投資額は96億ドルに上り、対する沿線諸国から中国への実質投資額は42.4億ドルに達して、そのうち新規企業は前年同期より30%増加しました。
これについて高報道官は「現時点で中国は『一帯一路』沿線の24カ国で、海外貿易協力ゾーンの建設を進めている。これによって、現地では20万以上の雇用口が創出されている。たとえば、グルジアとは自由貿易協定を締結したほか、東南アジア諸国連合(ASEAN)との自由貿易グレードアップ議定書も実施段階に入った。このほか、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉も順調である。自由貿易レベルが向上するだろう」と強調しました。
高報道官はまた、「このほか、いくつかの重要な協力プロジェクトの実施が速まっている。中国・ラオス鉄道や、パキスタンのカラチを結ぶ高速道路などが着工し、ケニアの首都ナイロビと南東部の港湾都市モンバサ間を結ぶ鉄道が運行を開始した」と述べた上で、「今後、沿線諸国との政策上の意思疎通と連結に力を入れ、開放型世界経済の発展を共同で促していきたい」と、商務省の次の段階の取り組みを紹介しました。(翻訳 朱丹陽 梅田謙)
中国商务部新闻发言人高峰2017年11月2日表示,2017年前三季度,中国与“一带一路”沿线国家贸易额达7859亿美元,同比增长15%,为当地创造超过20万个就业岗位。
2017年前三季度,中国企业对沿线国家直接投资96亿美元,沿线国家在中国实际投资42.4亿美元,新设立企业同比增长30%。
对此商务部新闻发言人高峰透露,截至目前,中国企业已在沿线24个国家推进建设多个境外经贸合作区,带动当地20多万个就业岗位。中国与格鲁吉亚签署自贸协定,与东盟的自贸区升级议定书已开始实施,区域全面经济伙伴关系协定RCEP谈判正在积极开展,自贸水平和标准不断提升。
高峰还表示,中国与沿线国家还有一批重大合作项目正在加快实施。中老铁路、巴基斯坦卡拉奇高速公路已经开工,肯尼亚蒙内铁路正式开始运营。下一步,商务部将积极落实“一带一路”国际合作高峰论坛经贸成果,与沿线国家加强政策沟通和对接,共促开放型世界经济发展。