りんごは、寒い地方で作られる。青森県と長野県が、その産地として、特別に有名である。
りんごの花は五月に咲く。そして、小さい実がたくさんなる。一本の木に、あまり多くの実がなると、大きい実ができない。だから、丈夫そうな実だけを残して、ほかの実はとってしまう。
害虫がつくのを防ぐために、袋をかぶせたり農薬をかけたり、いろいろと世話をして育てる。
りんごにはいろいろな種類がある。形が大きいものもあるし、小さいものもある。色の赤いのもあるし、黄色いのもある。また、夏ごろから食べられる物や、秋の終わりでなければ、食べられないものもある。
寒い地方でとれたりんごは、箱に詰められ、貨物列車やトラックに積まれて、ほかの地方へ運ばれる。そして、町の果物屋や八百屋の店先に並べられるのである。