ぽぽの随筆<7> 金木犀(2)
原创 2016-09-30 ぽぽ 直通霓虹
こんにちは。
金木犀(きんもくせい)は、初夏のライラックのようです。小さな花がたくさん咲くところ、香りで開花に気づくところ、香りが強くて長く続くところ…。
金木犀の香りは秋の香り。
もちろん、秋の花にはいろいろあります。前回に書いた彼岸花やコスモスのほかにも、私の大好きな桔梗(ききょう0)、撫子(なでしこ2)、萩(はぎ0)、菊(きく2)など。
春や夏の花に比べ、地味な感じは否めませんが、そういう奥ゆかしさや侘び寂びといったものを併せ持っていることが秋の花の特徴なのかなと思います。パーティの会場装花や花嫁のブーケ(1)ではなく、落ち着いた和室の一輪挿しや玄関の生け花に似合う、そんなイメージです。
金木犀も、香りは華やかですが見かけは少しも派手ではなく、やはり地味な感じがします。でもその甘く馥郁とした香りでみんなに秋が来たことを教えてくれる、秋の花の代表格なんですね。
金木犀(2)終わり
ライラック 丁香花
桔梗(ききょう)桔梗
撫子(なでしこ) 瞿麦
萩(はぎ) 胡枝子
地味な(じみな) 朴素的,素淡的
否めない(いなめない) 不能否定的,无可否认的
奥ゆかしい(おくゆかしい) 典雅的,优雅的,文雅的
侘び(わび)风雅闲寂
寂び(さび) 幽寂,寂静
併せ持つ(あわせもつ) 兼有,兼备
装花(そうか) 装花,摆花
花嫁(はなよめ) 新娘
ブーケ 花束
和室(わしつ) 传统日式房间