ぽぽの随筆<28> ちいさい秋
原创 2016-11-25 ぽぽ 直通霓虹
こんにちは。
「誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
目隠し鬼さん 手の鳴る方へ
澄ましたお耳に かすかにしみた
呼んでる口笛 もずの声
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた♪」
童謡「ちいさい秋みつけた」の歌詞です。
晩秋の夕暮れ、広い原っぱの向こうで子どもの鬼ごっこの声や手を叩く音などにかき消されそうになりながら、誰かを呼んでいるような口笛やもずの鳴き声が遠く小さく聞こえてくるのを“誰かさん”が秋だと感じたのでしょう。
“かすかにしみた”のは、実は耳にというよりむしろそのちいさい秋を見つけた“誰かさん”の心に物寂しく沁(し)みたことでしょう。もずは秋を告げる鳥と言われています。
寒くなってきました。うちの庭にもちいさい秋を発見しました。うちの庭は常緑樹(じょうりょくじゅ)が多く、写真を撮るとまだまだ秋冬の感じはしないのですが、でも11月も終わりに近づいたこの頃は、ちいさい秋がこんにちはをしています。
ちいさい秋 終わり
目隠(めかく)し鬼(4) 捉迷藏
耳を澄(す)ます 侧耳倾听
かすかに 微微的
しみる 刺痛、沁入心中
口笛 口哨
もず(1) 伯劳
原っぱ 杂草丛生的空地
かき消す 消失,消灭
物寂(ものさび)しい 冷落萧条,凄凉