トラック15 大好きな彼女
インターハイも終わり、祝勝会を兼ねた引退式が開かれていた。俺は部員たちに押し付けられて、無理やり最後に挨拶をする破目になった。
「えーと、みんなお疲れ、そして優勝おめでとう俺。あ、はい、ご静粛。んんっ、今回優勝できたことを俺は嬉しく思います、それはここにみんなのおかげです、本当にありがとう。そして、重大発表があります。俺、こいつと付き合ってます、こいつのこと好きだった奴、ほんっとごめんな。じゃ、これで解散ってことで。」
俺は手を取って大騒ぎの部室から抜け出した、後ろから、「お幸せにー」、「そんな~」などの野次が飛んでくる。
「はぁはぁはぁ···もうここまで来れば大丈夫かな。あのさ、みんなの前で付き合ってるって言うの嫌だったか?ごめん、俺、お前と付き合えたのが嬉しくて、自慢したかったんだ。え?嬉しかった?良かった、俺、お前に殴られるの覚悟してた。え、嘘嘘、お前はそんなことしないよな?大好きな彼氏に。照れるなよ、俺嘘言ってないだろう?だって、お前も俺の大好きな彼女だから。やっぱ、こういうことを言うのって恥ずかしいな、俺こんなキャラじゃないし。でも、言わせてくれ。す···好き、あー、やっぱだめだ、恥ずかしい。わ、言わなくでも分かる?そっか、そうだよな、俺たち生まれた時から一緒だもんな、お互いの心を読むなんて簡単だよな。じゃ、···今のは分かったか?わ?たくさん好きって言ってた?ん、当たりかな、でも、半分は外れ、お前はまだ修行が足りない。な、何て言ってたか知りたい?教えてやろうか。お前と、ずっと一緒に居たい。だぁはは···今のはやっぱなし、もう忘れてくれ、恥ずかしすぎる。でも、お前は?俺とずっと一緒にいったい?」
--- 万代と 心は解けて わが背子が 摘みし手見つつ 忍びかねつも ---
いつまでも一緒にいようと触れてくれた手を見るたびに、涙がとめどなく零れてくる。
お前とこうして、いつまでも一緒にいたい。でも、俺にはもう一つ叶えたい夢がある。
それを知ったら、お前はどうするんだろう。
Track 15最爱的她
全国体育大会已经结束了,和庆祝会一起,同时举办了退团仪式。我被社团成员们推出来了,就勉强的做了最后的发言:
“那——个,大家都辛苦了!而且,恭喜获得优胜——的我。啊,现在请肃静,嗯嗯咳咳,这次能获得优胜,我真的很开心,多亏了有在座的每一位的支持,真的很感谢大家!然后,我有一件很重要的事情要告诉大家,我,正在和这家伙交往!喜欢这家伙的人,真是对不住你们了!就这样,散会吧!”
我拉着她的手逃出了骚乱的社团教室,身后不断传来了“要幸福啊!”“怎么这样?”如此这般的只言片语。
“哈啊、哈啊……已经到这里了,应该没问题了。那个,不喜欢在大家面前说我们在交往么?抱歉,我啊,因为和你在交往太开心了,太得意了。哎?很开心?太好了!我啊,其实都已经做好了挨你打的准备了。哎,不是真的,你才不会做这种事情呢,对最爱的男朋友……有什么不好意思的,我从没说过谎不是吗?因为,你可也是我最爱的女朋友啊。糟糕,说这种话还真不好意思了,我又不是这种性格的人。但是,请你听我说:喜……喜欢你……啊啊!果然不行啊!真是太不好意思了。
“啊,不说你也明白?这样啊,也是啊,我们从生下来就在一起,解读对方心思这种事情,很简单的啦。那么,(kiss)现在的明白了吗?啊?说很多次喜欢?嗯,当然会这样吧,但是,这才只是一半,你的修行还不够哦。吶,想知道为什么吗?我来告诉你吧。我想和你,一直在一起。哈哈哈!刚才的算我没说,赶紧给我忘记,太不好意思了。但是,你呢?想和我一直在一起么?”
『万代情定,两心事已通;阿哥执手看,怎忍此情浓。』
每一次当你轻触我的手对我说想要一直在一起的时候,眼泪都止不住的流下来。
想要和你就这样一直在一起。但是,我还有一个想要实现的梦想。如果知道了这个,你会怎样做呢?